HID屋のLEDでカットラインが出ない?原因と光軸調整を解説
「HID屋のLEDに替えたのにカットラインが出ない」「なんだか暗い」「対向車にパッシングされる」——実はこれ、バルブの不良ではなく取り付けに原因があるケースがほとんどです。原因の切り分け方と直し方をまとめました。
- カットラインが出ない原因の第1位はバルブの取り付け向きのズレ
- 次いで光軸のズレ・レンズの黄ばみ・灯体との相性
- 壁に光を当てれば自分で5分で診断できる
- 直らなければテスター屋・整備工場の光軸調整(2,000〜3,000円程度)へ
HID屋のLEDの「カットライン」とは?
カットラインとは、ロービームを壁に当てたときに現れる光の上端のくっきりした境界線のことです。この線から上に光が漏れないことで、対向車を眩しくさせずに路面だけを照らせます。カットラインが出ている=配光が正しい状態であり、車検の光軸検査に通るための前提条件でもあります。
HID屋のLEDでカットラインが出ない原因4つ
原因① バルブの取り付け向きのズレ(最多)
LEDバルブは発光チップの面が左右方向を向くように取り付ける必要があります。これが上下にズレていると、配光がぼやけてカットラインが消えます。「暗いと思ったら向きが90度ズレていた。直したら爆光になった」という口コミが定番中の定番です。多くのモデルは台座で向きを調整できるので、まずここを確認しましょう(取り付けの記事参照)。
原因② 光軸のズレ
カットラインは出ているが位置が高すぎる/低すぎる場合は、光軸のズレです。ヘッドライトユニットの光軸調整ネジで上下を調整できますが、自信がなければテスター屋や整備工場で調整してもらうのが確実です(2,000〜3,000円程度)。
原因③ レンズの黄ばみ・くもり
レンズが黄ばんでいると光が散ってしまい、カットラインがぼやけます。この場合はバルブではなくレンズ側の対策が必要です(ヘッドライトクリーナーの記事参照)。
原因④ 灯体との相性
ごく一部の車種では、リフレクター(反射板)の形状とLEDの発光位置の相性で配光が出にくいことがあります。同じ車種の装着レビューを確認し、それでも解決しない場合は購入店のサポートに相談しましょう。
HID屋のLEDのカットラインを自分で確認する方法
- 夜、平らな場所で壁から約3m離れて車を停める
シャッターや塀など、垂直の壁が理想です。 - ロービームを点灯し、光の上端を見る
水平の線がくっきり出ていて、左上がり(左側通行用の配光)になっていれば正常です。 - 線がぼやけている・出ていない場合は、バルブの向きを調整する
90度単位で回して、最もカットラインがくっきり出る位置に合わせます。 - 線の高さがおかしい場合は光軸調整へ
DIYなら調整ネジ、確実にやるならプロに依頼します。
HID屋のカットライン・光軸に関するよくある質問
対向車にパッシングされます。すぐ直すべきですか?
はい。眩しいライトは危険なうえ、車検不適合の状態の可能性が高いです。まずバルブの向き→光軸の順で確認し、直らなければプロの光軸調整を受けてください。
向きも光軸も直したのに暗いままです。不良品ですか?
レンズの黄ばみ(クリーナーの記事)と左右バルブの入れ替えテストで切り分けを。それでも改善しなければ初期不良の可能性があるので、保証の手順でサポートに連絡しましょう。